ソースコードの劣化

私がシステム開発をする場合、全タスク時間の2/3をドキュメント作成、残り1/3をコーディングに費やします。
然し、某クラウドソーシング会社に勤めているPGの友人曰く「そのドキュメントに費やす情熱を、コーディングに費やしたほうが効率的だ」と。

ちょっぱやで仕様をまとめたりするのには大分慣れてきましたが、案件によってはそういうドキュメントが一切なく、あるのはプロジェクトソースのみ・・・なんてことがよくあります。
本来ならば、必要な時間を多く取って、必要なドキュメント群をババッと作ってしまいたいのですが、クライアントの中には「んなもんいいから早よ開発しろ」なんて会社も。
尤も、制作者以外の方々からすれば早くモノが欲しいのでしょうから、気持ちはわからなくはないのですが(^ヮ^`)
この場合、(案件の規模にもよりますが)クライアントに必ず「仕様書がなかったら、後で皆困りますよね?」と相談するのですが、人の少ない会社や回転率が異様に速い会社だとなかなかね・・・。
・・・っつか、私がサラリーマン時代お世話になっていた大半のWeb制作会社がそんな感じでしたw
コンプライアンスもへったくれもなく、人件費もなく、常に社員総勢自転車操業だもんで、キャリア3年以上レベルのクリエイターを使い潰しては募集しーの堂々巡り。
そらあ会社が持っている技術力が上がらなければ、Web制作者自身の寿命も下がるわけです。
以前にも何度か書きましたが、私もそれでサラリーマンを辞めた身でして。

ほんで今は、無能ながら後進の為に出来るだけリソースを残しておこうと、(ドキュメントが存在しない)埃にまみれたスクリプトをリライトしたりするのですが(一部頭の中にしかないモノも)、その時思うのです。

「コーディングスキルが劣化してきた(‘A`)」

私はバカなので、常に勉強していないとすぐ内容を忘れてしまうのです。
本業の勉強(+復習)を怠っていた所為で、先日某サイトで赤っ恥をかくハメと相成りました。

そこで、最近は時間のある時に昔組んだソースコードからドキュメントを書き起こして再コーディングする、なんてリハビリをしています。
これで、このスクリプトは何をしたいのか。どういうアルゴリズムでどういう結論に至りたいのか。と他人のソースコードに触れている気持ちで臨みます。
大方ドキュメントが出来上がったら、今度はまたソースコードの書き直しに入ります。
矢張り、ちゃんと概要のつかんだ資料があるとコーディング速度が大分違いますしコードもまあまあキレイになってきました。
このリハビリには意義がありましたっつか・・・、私は矢張り応用から基礎を知るタイプであるように、昔のソースはホントクソでしたw

マルチタスクをこなせるようになるのも大事ですが、本業を疎かにしてはいけませんね!

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