直樹くん「あんなー、彼女が料理出来ひんかってん」
直樹くん「お米も研げへんねん。ってか研いだことないねんて。」
直樹くん「おかしいやろ?普通小学校の調理実習でやんねんか?」
直樹くん「カレーぐらい作れるやろ言うたら、コンビニでカレーメシ買ってきてん・・・。」
直樹くん「せやからここ最近の休日は俺がそいつと一緒にメシ作んねんけど、全然覚えへんねん。」
十円玉「彼女いくつ?」
直樹くん「21」
十円玉「ならまだ大丈夫」
直樹くん「?」
十円玉「包丁やフライパンとか道具の使い方は、とにかく根気よく教えろ。」
十円玉「何もわからん子のための料理入門の薄っぺらい本とかあるから、一緒にケーキ作りたいねとか言って読ませろ。」
十円玉「道具使えるようになったら、DSの料理ソフトみたいなのあったと思うから、それ見てやらせるとか。敷居をできるだけ下げろ。」
直樹くん「うん」
十円玉「直樹くんなんでも一人でやっちゃうだろ?」
直樹くん「うん」
十円玉「彼女が追いついてないんよきっと(´・ω・`)」
直樹くん「俺甘やかしすぎなんかなあ・・・。」
十円玉「共同生活で何が一番楽しいかって共同作業だと思う」
十円玉「料理とか特にそうじゃん。何人いても出来るだろ?」
十円玉「別に板前の坊主になるわけじゃねえんだから、楽しく学ぶ環境を作ってやろうぜw」
直樹くん「ふーん・・・。」
直樹くん「お前の彼女とかどうしてたん?」
十円玉「今まで付き合ってきた子はみんな料理出来てたけどな。」
直樹くん「料理出来る子ってか家庭的な子を狙ってたん?」
十円玉「んや、意識したことはない。たまたま付き合ってた子がみんな料理好きだったってだけだぞ?」
直樹くん「なんやろ、俺や十円玉の雰囲気が彼女のタイプみたいなんを引っ張って来とんのかなー。」
直樹くん「まあええわ、工夫してみる。」
直樹くんの彼女が料理出来るようになりますように。
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