Ubuntu高速化のススメ(2024-08-05追記)

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ガチでUbuntu(22.04LTS以降)の高速化を行いたいなら、メモリは最低でも8GB積んでおきましょう。
その上でUbuntuの真価をお見せする事を約束する。
※ 2024-08-05に一部追記(修正)しました。

nVidia,AMDGPUのビデオチップを使用の場合、公式ドライバをインストールしておくこと。
よく言われているoibafレポジトリは競合が多いので、個人的にオススメしません。

1.パッケージ更新の高速化(GUIでアップデートDL元を住んでいる国にしておくこと)
※今後パッケージを扱う折には「apt-fast」コマンドを用いること

# 下記インストール中に、パッケージの同時DL数を聞かれるので、5〜10の間で設定
sudo add-apt-repository ppa:apt-fast/stable
sudo apt-get update
sudo apt-get install apt-fast

2.preload導入

sudo apt install preload
sudo systemctl enable preload
sudo systemctl start preload
# Preloadのログ書き込みを抑制
sudo vim /etc/default/preload

# 下記コメントアウトを解除
OPTIONS=”-l /dev/null”

3.prelink導入

sudo apt install prelink
sudo prelink -avmR

4.SSDのTRIMを定期的に行う+ストレージに於けるI/Oスケジューラの変更

sudo systemctl enable fstrim.timer
sudo systemctl start fstrim

# NVMeストレージを導入している場合、ディスクスケジューラを変更しておく
sudo echo none > /sys/block/nvme0n1/queue/scheduler

# 各ストレージのディスクスケジューラを常駐化させる
sudo vim /etc/udev/rules.d/60-scheduler.rules
# 以下をコピペして保存
ACTION=="add|change", KERNEL=="nvme[0-9]*", ATTR{queue/rotational}=="0", ATTR{queue/scheduler}="none"
ACTION=="add|change", KERNEL=="sd[a-z]|mmcblk[0-9]*", ATTR{queue/rotational}=="0", ATTR{queue/scheduler}="mq-deadline"
ACTION=="add|change", KERNEL=="sd[a-z]", ATTR{queue/rotational}=="1", ATTR{queue/scheduler}="bfq"

cat /sys/module/nvme_core/parameters/multipath
# 上記コマンドで「Y」が出たら、下記2つのコンフィグを作成
sudo vim /etc/modprobe.d/nvme_core.conf
# 以下をコピペして保存
options nvme_core multipath=Y

sudo vim /etc/udev/rules.d/71-nvme-io-policy.rules
# 以下をコピペして保存
ACTION=="add|change", SUBSYSTEM=="nvme-subsystem", ATTR{iopolicy}=="round-robin"

5.ブート高速化

# ブート時のスタートアップを並列起動できるようにする
sudo vim /etc/init.d/rc

# 下記を追加
CUNCURRENCY=shell

# ブートコンフィグを以下のように変更。
# ↓この結果から「hept」が返ってきたら
cat /sys/devices/system/clocksource/clocksource0/available_clocksource

# /etc/dedault/grubにて以下の通りコンフィグを編集
GRUB_DEFAULT=0
GRUB_TIMEOUT=0
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
GRUB_CMDLINE_LINUX="clocksource=hpet"

# 編集後、ブートローダを更新
sudo update-grub2

6.ディスクパーティション内ファイルの日付書き込みを抑制

sudo vim /etc/fstab

UUID=**************** / ext4 errors=remount-ro 0 1
もしくは
UUID=**************** / ext4 defaults 0 1
↓
UUID=**************** / ext4 noatime,errors=remount-ro 0 1

7.sysctlを弄る

8.CPUの負荷分散をして、物理的な稼働リスクを抑えようね

sudo apt install irqbalance
sudo systemctl enable irqbalance.service
sudo systemctl start irqbalance.service

9.セッションマネージャ:Slick Greeter

# 下記インストール中にログインマネージャの選択画面が出るので、LightDMを選択
sudo apt install slick-greeter lightdm-settings

# セッションマネージャをTUIで切り替える
sudo dpkg-reconfigure lightdm
→LightDMを選択して反映
→再起動

10.デスクトップマネージャ変更
Cinnamon / gnome-fallback / LXQT / MATE / Xfce / LXDE / KDE
※XfceとLXDEの場合、ログインマネージャがまた変わるので注意。
また、GNOMEを用いる折は「sudo dpkg-reconfigure gdm3」でログインマネージャをGDM3に戻すこと。

10.LibreOffice→ツール→オプション→詳細設定→Javaの使用をOFFに

11.スタートアップアプリ:最低限必要なアプリに絞った上で、主にSkype・Slack・LINE(Wineエミュレート)の軽量高速化。
表示を極力軽くする努力と、可能であればGPUレンダリングをONに。

12.キーボード:この際ピッチ上げてサクサクにしちゃおっか^^

gsettings set org.gnome.desktop.peripherals.keyboard repeat-interval 30
gsettings set org.gnome.desktop.peripherals.keyboard delay 250

これで電源押して直ぐババッとデスクトップが表示されるようになり、
更にアイドル時のメモリ使用量が3GB台まで削減されましたとさ。

おまけ:ゴミファイルの徹底的削除にはコレ。

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